海外にお住まいの方から連絡を頂きました。
ターンテーブルモーターからの振動がカートリッジシェルの取手に軽く触ると振動が感じます、通常RMG212は支点部が樹脂製でアームとウェイトが分離されています、この物はパイプが繋がっていてしかも支点からシェル接続部までの長さが10mm程度長いので、改造された物を落札購入してしまったと悩んでいます。
以上のような内容のメールを頂きシェルの取手で振動を感じるのはモーター(写真でTD124と分かっていた)の防振ゴムが劣化してるのではないかと返信したら別のRMG212では大丈夫との事、更に10mm長いとはRMG-222?(そんな型番は無い)
ひょっとしたらRMA212でも10mmでは短すぎる。
拝見しないと判断できないので軸受けが折れてしまった別のRMG212と一緒に送っていただきました。
左の写真が相談のRMG212で右が通常のものを分解した写真です。
確かにパイプ全体で10mm以上長い、何のために長いのか、エラスティックゴム仕様にしては支点から後ろが長すぎる。
左写真がエラスティックゴム仕様で右が相談のRMG212でメインウエイトが樹脂の緩衝材を挟まないでパイプに直接取り付けるのでモーターの振動は伝わりやすい。
私は赤色のゴムは手持ちに無いので黒色になり汎用品だ、ブラックタイプにはエラスティックゴム仕様は有るがシルバータイプのRMG212には無い。
支点からフロントコネクターまで10mm位長いとはお客様の勘違いで左写真の様に同じで後ろ側だけ長かったので同じ長さにカットする事に決まりパイプカッターの出番となった。
ついでに出力コネクターも壊れて(左写真)いたので同メーカーの新型(右写真)に交換しインナーケーブルも交換して接続している所です。
当然ですが上下運動用のベアリング(左写真)と左右運動用ベアリング(右写真)も交換して完全にレストア修理して初めての経験EMS国際郵便で返却しました。
無事に到着した旨連絡が有り振動も感じられなく動作も完璧と嬉しいメールを頂きました。