長年の友達でお互いの良き理解者シャモニー「Cafe&Bar Chamonix」のマスターから電話が来て「とうとうRMG309が逝ってしまった」と悲しそうに話してました。
このトーンアームは約20年ぐらい前まで私が愛用していましたが別のトーンアームに交換した時にChamonixに引き継いで貰った物です。
私にとっても悲しい出来事でしたが経年劣化で折れてしまったパーツはChamonix紹介の会社で作って頂いてましたので「大丈夫心配するな」と修理のために引き取りました。
プラスチックパーツはRMG-212を見本にして図面を引いて頂きました、RMG309で使えるのか心配でしたが見事に合致しました。
よくよく考えてみるとショートアームとロングアームで使う部品を全部違ったらコストアップになってしまうのでそんな事はないなとは考えてましたが正解でした。
ノウハウの有る方はお気付きと思いますがインナーケーブルが違います、私が使っていた時はWECに偏っていたのでWECのリッツ線に交換して使っていました。
今考えるとチョット量が多いかなと感じています、良い機会なのでコレクトチャックのプラスチックコネクターを外してやり直そうと挑戦しましたが固着していて外れなく諦めました、後日Chamonixマスターに確認したら若干違和感が有った時期も有ったが今は大丈夫との事を聞きまずは一安心。
RMG212の時と同じように横軸と縦軸のベアリングも交換し、プラスチック軸受は左側のクッション付きを使用しました。
やはり縦軸のベアリングを外す時にボディーに傷を付けないで外すのは一苦労します、メーカーは交換する事を考えないで作っているので当然でしょうが、それを交換するなんて異常ですよね。
当たり前と言えば当たり前ですがゼロバランスを取って、チョット上下に振らせると暫く上下運動をしています。
オリジナルでは当たり前が2~3回の上下で負荷が掛かったようにピタリと止まってしまいます。
元通り(それ以上)に仕上がりました。