「LINN MAJIK-CD」 「PIONEER DV-610AV」 「MICRO CD-M2」 等々の研究(遊び)で判明した事にCDドライブ回転時の微振動が電子基盤に与える悪影響が大きく「心地良い歪」「楽音の安ぽい縁取り」が既存のCD評「ハッキリとした表現力」だと言われていたのかと確信しました。
確信したのはドイツ最初のSACDプレーヤーLINDEMANN D680を聴き更に内部を見た時でした、我が国自慢のSONYドライブを使いながら中心音はカチンと周りの音は若干柔らかに音楽を奏でています。
ドライブをマウントするベースは重量の有る一体成型物をプレーヤー本体からフローティングして有り、更に後日PHILIPSの輸入CDプレーヤーを見た時も同じ構造でした振動と歪の関係は私の頭にインプットされた時です。
RD-X10の内部を詳細に見渡すと残念ながらオーディオ的にチューンされた所は見当たりません、当然ですよね・・テレビ番組を録画するレコーダー件プレーヤーですので。
これがRD-X10の内部です。
左上が2TBのHDD・右上がディスクドライブ・下側中央寄りの基盤(裏返し)が32BitDAC基盤・そのすぐ右横が排熱用ファンです。
結果的に解ったのですが一番音質に悪影響を与えていた振動元はHDDで、二番目が排熱ファン、三番目が排熱ファンダクトでした。
一番目のHDDはメーカーでも気にしていたのかゴムブッシングで振動を和らげていました、映像記録用でしたらこれ位で良いのでしょうが目に見えない音楽再生用では中途半端ですねッ
二番目の排熱ファンは日常的にPCなどで見ていますが勇気を出して高速で回っているファンを指で止めてみました、エッッッ・・・・・と思うほどS/Nが良くなり楽器が見通し良くなりました、又手を放すと混濁感溢れた音楽が聴こえてきます。
電源を切った状態でファンを指で回してみるとゴロンゴロンと物凄いゴギング・・・・そのゴロンが高速回転するので物凄い振動です、簡単マッサージ器を振動させ首に充てて声を出すとア゛~゛ィ゛~゛と声が震えてしまいます、それが楽音を不鮮明にしていました。
三番目のダクトはファンの振動が伝わり最終的に32BitDAC基盤を大振動の渦に巻き込んでいました、渦の根源はHDDとファンが大半でこの渦を「さざ波」にするのは経験豊かな音楽系オーディオマニアだったら可能だなと判断出来ます。
まずは最初にHDDの振動対策でフローテイングから始めます、大好きな100円ショップで購入したジェルでボディーからフローティングしてしまいます、注意点は最初と同じ場所に戻す事とジェルの使い過ぎは楽音も吸われてしまいますので注意を要します。(一枚を4等分して使えば十分効果が有ります、取付けネジが無くても外れたり振動移動しません)
次はファンです写真のジェルは別メーカーの物ですが以前使って残っていたので使いましたが100円ショップの物でも同じです、四隅だけでなく中央にも張り付けるとファン取付けネジが無くても強烈に張り付いています。
次はファンダクトですがファン本体を張り付ける時にダクトに接触しない様に位置決めすれば大丈夫です。
これで約90%位は完成ですので最初の音と聞き比べてください、アナログレコードの様な楽器間の距離が聴き分けられる筈です^Ö^
これ以上のチューニングは簡単です、電源ケーブルやピンケーブルの相性テストでグ~ンとアップします。
ここまでチューニングするともう普通のCDプレーヤーには絶対戻れません・・・本当に困ってしまいます・・・ RD-X10はオーディオ用ではないのでCDプレーヤーとして使うと使い勝手が悪くイライラする時が多々ありますが、音楽を聴いたらイラ付を忘れてしまう事確実です、RD-X10最大の功績はオーディオメーカーのドロドロした個性とエゴをミックスした音楽を聴かなくて済み完全に音楽に浸れます、アナログレコードとCDの表現力違いを考える必要が無いのも安心で違和感なく音楽が聴けます。
当然ですがRD-X10は機械ですので故障する筈です、その時メーカーに見せられない様な方法は絶対にしないで下さい「メンテナンスして貰えなくなります」私はもう元に戻せない方法で実験やってしまいましたが8万円弱で購入しているので3~4年も使えれば良いかと思っています・・・
自己責任でお願いします
残っているのは電磁波対策ですが実験結果はとても良かったのですが、RD-X10だけでなく別の機器にも使える様な物で考えています。
某メーカーの協力で現在進行中ですが、再度良い結果をご報告出来ると思います。