当ホームページの別記事で「DENON DN-308F用トーンアーム(DA-308A)を修理しました」を読んでいただき「東京の本間」ですとメールを2月上旬に頂きました。
本間さんはトーンアームの状態がとても悪いので修理出来るか心配な様子でしたので、今までの経験で多分大丈夫でしょうと返事を差し上げたら大変感激した様子で現状の写真を添えてメールを何度も送って頂きました。
最初いや最後までak.hommaさん本人とは思ってもいなかったのでメールのドメインbluesofaが社名とは知らずに私の大好きな音楽bluesが好きな方かなと思っていました(^^) それにしても90kgもあるレコードプレーヤーを設置しているとは大きな部屋に住んでいる人だな~と感心・・・・いや~ 羨ましい
何度かのメールでカートリッジはDL-103 ヘッドシェルはMG-10と教えて貰い、正規ヘッドシェルではなく正常にレコード演奏できない理由を意味不明な専門用語などを交えて長々と説明したら、本間さんは私の事を凄いノウハウを持っている人と勘違いした様です(イャ~~ 還暦過ぎのオヤジィーはレコードで音楽に目覚めレコードで育ったので普通と思っている)
DN-308Fは業務用機器なのでトーンアームを取り外すのも難しく本間さんも経験が無く分からない様子なので取付けベースとケーブルを付けたまま取り外して貰いアッセンブリーで送って貰う事にしました。
DN-308Fに限らずユニバーサルアームで使うヘッドシェルはパイプとの繋ぎ部は見た目には頑丈に見えます、実は非常に不安定で垂直水平がチョットした事で狂ってしまう事を説明しました。
写真の様に繋ぎ目下側に隙間が出来てパイプとシェルが平行に接続できていません、と説明をして新たに狂い難い構造のシェルを購入して別途送って貰いました。
DN-308Fにはオーバーハング調整がセットされていません何しろ専用アームに専用カートリッジです、専用シェル以外ではオーバーハングが更に10mm位オーバーしてしまいますので新品で送って貰ったシェルを加工する事にしました。
この写真がシェルを加工して水平垂直を確認している所です、見事にレコードに対してカートリッジが水平垂直になっています。
この時点ではまだ指掛けアームを取付けていません、完成後にトーンアーム(DA-308A)と加工済ヘッドシェル(HS-25KD)を送り返す段取りを連絡して到着後にバーンインを約200時間位して貰える様にお願いしました。
早速本間さんからメールが来てバーンインは経験がが有る私にお任せと云う事なので200時間超の約束で始まり、約一週間後に取付方法や調整方法を事細かに(迷惑だったでしょうが)指定して返送連絡をしたところ。
連絡が有り「ありがとうございます! 到着を楽しみにしております。 私は今日からコンサートツアーのリハーサルに入りました。」 ナニ~~ ツアーのリハ~??? 本間さんってミュージシャン?? インターネットで調べたらアララ・・・・ 早速質問 「本間さんはak.hommaさん本人なんでしょうか、それとも同姓同名?」 返信 「ご連絡ありがとうございます。 まさにak本人です(笑)」 エェェェッ~~ オレッてプロの音楽家に偉そうに講釈垂れてしまったの~
還暦を過ぎてしまったオヤジィーの「特権開き直り」で実際ak.hommaの音楽は聴いた事も無かったので聴いてみたく何が良いか教えてとメールしたら後日御礼にと丁重な手紙を同封した「いきものがかり」のボックスセットが届けられました。
私の好きなBlues や Jazz ではこんな豪華なボックスセットなんかBB.King や Miles でも出せないし売れない・・・ ak.hommaさんはプロデュース能力と時代を先読みする力が備わったミュージシャンなんだな~ と感心しながらスタジオ録音とライブバージョンを何度も何度も聴かせて貰いました。
イィナ~ 今の若い人は音楽センスも有るし自分で楽曲まで作れるんだから・・ しかも聞き手と同じ年齢の友達位の雰囲気を耳元で肩ひじ張らずに音楽が聴けるとは羨ましい限りです。
若いオーディエンスに合わせた様な定位感や音楽バランス見事に作りこまれています、TVやFMなどでは聴いてても自分の装置で聴くのは初めてで良い経験をさせて頂きました。
ak.hommaさんDN-308Fで昔のアナログ音源を聴き直し又何か新しいアイディアを発信してください 楽しみにしています。